豊かな響き、奏でる暮らし。
空間芸術である「建築」
時間芸術である「音楽」
空間と時間をデザインするのが
アーキノート設計室のしごとです

 

NEWS

早いもので、令和6年もまもなく終わりを迎え、新しい年が始まろうとしています。年も格別のご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。
2024年12月28日(土)より2025年1月5日(日)まで年末年始休業とさせていただきます。
休業期間中にいただいたお問い合わせにつきましては、2025年1月6日(月)以降、順次ご返答させていただきます。御迷惑をおかけいたしますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

防音さえできれば、それで満足?

あなたは「防音室」にどのようなイメージをお持ちでしょうか。

狭くて天井の低いボックス、窓がなく無機質な内装、あるいは、吸音板が張りめぐらされた響かないハコを思い浮かべる方もいるかもしれません。

私たちはそういった防音室の固定イメージから離れ、言われなければ防音室と気が付かないような住空間になじむ自然体のインテリアで、明るく居心地のよい空間づくりを心掛けています。

また、防音工事の専門会社であれば、防音性能はほぼ横並びというのがこの業界の実情です。

防音以外の要素、たとえば音響(良い響きを実現できるか)や、デザイン(美しい空間を創造できるか)などに着目してみてはいかがでしょうか。

リフォームと防音室、別々に頼む必要はありません

あなたは日本の医師は免許があればあらゆる病気を診ることができるのをご存知でしょうか。

しかし実際には内科、外科だけでなく、消化器内科、脳神経外科、眼科、耳鼻咽喉科、・・・のようにとても細かく専門領域が分かれています。

建築士も同じように、一級建築士免許を持っていれば個人住宅から超高層ビル、学校、病院などあらゆる建物を設計する資格がありますが、なんでも設計できるオールマイティな建築士はめったにいません。

ふだん住宅やビルの設計を行っている建築士は数多くいても、その中で特殊な防音技術・音響技術が求められる防音室やコンサートホールの設計経験のある人はそう多くないはずです。

もしあなたがこのことを理解していれば、家はハウスメーカーやリフォーム会社に、防音室は防音工事業者にとそれぞれの専門家に依頼するのがよいことに気が付くと思います。

しかし、同時に次のようなことを考えるかもしれません。

  • 別々に頼んで一緒に工事してくれるの?
  • それぞれどのタイミングで頼めばいいんだろう
  • 防音室だけが浮いた感じのデザインになってしまうのは避けたいな
  • ハウスメーカー/リフォーム会社と防音工事業者、それぞれ数社から見積もりを取って、なんて大変そうだ・・・

私たちは、住宅設計やリフォームと防音工事の両方に長年の経験から得た豊富な知識とノウハウを蓄えています。別々に依頼する煩わしさもなく、ワンストップで実現します。そしてなによりも、

音楽家・音楽愛好家の暮らす住まいがどうあるべきか、住空間と音楽空間を一体に考えデザインします。

あなたの人生の中で最も大切なもののひとつである「音楽」と、音響空間を創り上げるという夢の実現に向けてサポートします。

身体にやさしい素材=響きの美しい音空間

20年くらい前からでしょうか。天然素材を使った住宅が注目され、それを売りにする住宅会社や建築家をよく見かけるようになりました。

肌ざわりのよい無垢板のフローリング、湿度を調整してくれる漆喰の塗り壁など、シックハウス症候群の原因となる有害物質の含有量も少ないことから、身体に良いとされています。
またそれだけでなく、天然のやさしい風合いは暮らしに落ち着きや安らぎを与え、情緒的な面からも好まれています。

実は、天然素材は音にも良い効果があることが分かっています。

西洋音楽が生まれ育ったヨーロッパの建築物は固い石造りの壁に漆喰を塗り、床には木材を張っています。
楽器はそのような天然素材で囲まれた室空間において、良い音で鳴るように長い年月をかけて開発されてきました。
また、そもそも楽器自体が天然の木材(ヴァイオリンやチェロ、木管楽器、ピアノの響板)でつくられています。

私たちは、人間の身体に、心に、そして音にも良い天然の建材を音響空間に積極的に採用しています。

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